発表時の利益相反の開示
産学連携によるがん研究には、学術的・倫理的責任を果たすことによって得られる成果の社会への還元(公的利益)だけではなく、産学連携に伴い取得する金銭・地位・利権など(私的利益)が発生する場合があります。これら2つの利益が研究者個人の中に生じる状態を利益相反(Conflict of Interest: COI)と呼びます。2007年10月の本学会の学術集会において「がん臨床研究の利益相反に関する指針」が採択され、臨床研究の学会発表での公明性を確保するため、2008年度学術集会より、発表者の利益相反状態の自己申告を行っていただくことが必要となりました。また、2013年4月より施行された指針は「がん研究の利益相反に関する指針」となっており、臨床研究のみならず医学研究(生命科学研究、基礎医学研究、臨床医学研究、臨床試験)の全てが利益相反マネージメントの対象となります。
本学会の学術集会で発表・講演を行う者は、演題応募から過去3年間における筆頭演者の利益相反状態の有無を登録していただきます。(共同演者のものは開示不要)
利益相反状態の詳しい説明につきましては、演題登録画面をご参照いただき、該当する利益相反の有無を必ずチェックしてください。この利益相反状態は、学術集会発表時にスライドあるいはポスターの最後に開示していただくこととなります。
利益相反状態有りとは、特定の1企業・団体からの年間の役員・顧問職報酬、株の利益、特許使用料が100万円以上、50万円以上の講演料、原稿料、100万円以上の研究費などを指しますが、詳細は、日本癌治療学会ホームページ内の指針をご参照ください。
利益相反(Conflict of Interest: COI)の開示PPTサンプル(日本語、英語)はこちらからダウンロードいただけます。
開示事項あり | 開示事項なし |
開示事項あり | 開示事項なし |