キーワードは「チーム医療」

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第60回日本癌治療学会学術集会 会長イチオシ企画 シリーズ3.

 

キーワードは「チーム医療」

 

本日は、チーム医療に関係するセッションを紹介します。

今回の学術集会のテーマは「信頼と絆に基づくがん医療のこれから」といたしました。
言うまでもなく、医療者間、患者さんとの信頼と絆の醸成にチーム医療は欠かせません。
この学会では一歩進んだチーム医療に基づくがん医療の未来を垣間見ることができるかもしれません。

昨年日本癌治療学会はファイザー株式会社と「がん医療のためのチーム医療促進プロジェクト」をテーマにcollaboration grantを募集したところ、60を超えるプロジェクトを応募いただきました。
厳正な審査の上採択されたプロジェクトを特別企画シンポジウムでご発表いただきます。

がん医療における日本のチーム医療を牽引してきたJ-TOP (Japan Team Oncology Program)のことはご存知でしょうか?
創始者の上野 直人教授(テキサス州 MDアンダーソンがんセンター)は20年前の日本癌治療学会学術集会でチーム医療の概念や必要性を紹介し、そこから日本のチーム医療は始まったのです。
その上野 直人教授を中心にJ-TOPはチーム医療の普及・発展のために様々な活動を行い、本邦のチーム医療をリードしてきました。
今回、上野教授を中心に一歩進んだチーム医療の在り方をみんなで考えようということで、特別企画シンポジウム「事例を通じて学ぶ、チーム医療に必要なスキルセットーチーム医療を科学的にとらえてみようー(仮)」を準備中です。
持続可能なチーム医療の鍵は何か?事例を通じて学べるよう、会場の参加者の皆様にも何らかの形で参加可能な形式を検討中です。

もうひとつの企画は領域横断的ワークショップの「多種職で取り組むがん患者を中心に据えた地域包括ケアとがん診療連携」です。
荒尾 晴惠先生(大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻 看護実践開発科学講座)中心に看護分野から準備いただきました。
“患者を中心に据えた”という言葉に荒尾先生のお気持ちが現れています。
看護の立場からのチーム医療、楽しみです。

一歩進んだチーム医療を考えませんか。
皆様もぜひ奮ってご参加ください!