プログラム一覧

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セッションカテゴリー

特別講演
教育講演
会長特別企画(詳細はセッション名をクリックください)
 
01
【1. がんを知るための企画】
「がん微小環境にフォーカスする」
指定・一部公募あり
がんは単なる細胞の増殖ではなく、複雑な生態系である微小環境の中で進行していることが明らかになってきた。本セッションでは、がん細胞が存在する周囲の組織や細胞との相互作用によって形成される微小環境の多様性を明らかにし、その三次元モデル化の技術や細胞間相互作用のネットワーク解析、微小環境における酸素レベルや栄養供給のメカニズムなどを紹介していただく。さらに未来への展望として、がん微小環境の特性を標的とした新たな治療法や薬剤の開発、免疫療法や遺伝子療法との組み合わせ、放射線治療の最適化など、がん微小環境の改善に向けたアプローチについても考察いただきたい。
 
02
【1. がんを知るための企画】
「がん免疫に関わる細胞集団を追う」
指定・一部公募あり
がん免疫は近年、がん治療における画期的な進展をもたらしている。本セッションでは、T細胞、NK細胞、マクロファージ、樹状細胞などの細胞集団の役割、相互作用、およびがんに対する免疫応答の制御について最新の研究成果を紹介いただく。また、がん細胞は、免疫システムががん細胞を認識し排除するメカニズムである免疫監視システムを逃れることで進行する。この免疫監視の回復や増強に焦点を当てた免疫チェックポイント阻害薬の使い方の工夫や革新的なCAR-T細胞療法など、新たな治療法やアプローチについても発表いただく。
 
03
【1. がんを知るための企画】
みえないがんを知る方法~リキッドバイオプシーは患者にどこまで恩恵をもたらすか~
指定・一部公募あり
がんのスクリーニングや予防のためには、「みえないがん」と向き合う必要がある。本セッションでは、症状がなく検査や画像診断でも検出が難しい病態のがんを見つけるための最新の技術やアプローチを紹介していただく。血液や体液中に存在するがん細胞やがん関連物質を分析するリキッド・バイオプシーが着目され研究され臨床応用が始まってきたが、感度やコストなど課題も明らかになってきている。基礎・トランスレーショナル研究者、固形がん治療医(消化器がん、呼吸器がん、婦人科がん)など各領域での現状、課題について講演していただき、個別化医療や治療予測への展望について議論していただく。近い将来の臨床的実用性について議論を深め、新たな展開について共有いただきたい。
 
04
【1. がんを知るための企画】
「がんと微生物のクロストークを聴く」
指定・一部公募あり
生体内の微生物ががんの発症や進行に与える影響は多岐にわたる。本セッションでは、特定の微生物の存在ががんのリスク増加や腫瘍免疫応答の変化に関与していることを紹介いただき、がん治療における微生物とのクロストークの重要性を議論いただく。腫瘍内微生物コミュニティの解析手法やその組成の特徴について明らかにし、またがん治療における微生物の役割に焦点を当て、微生物が抗がん剤の効果や免疫療法の応答に及ぼす影響、さらに微生物を標的とした新たな治療戦略や微生物制御によるがん治療の効果増強の可能性も示していただきたい。
 
05
【1. がんを知るための企画】
がんにならない生物学を探る
がんにならない生物のがん制御に関する分子メカニズムを研究することで、新たながん治療に繋がる可能性がある。臨床医や基礎研究医などがマウスなどのモデル生物以外の研究に触れる機会は少なく、新たな知見を得るのに絶好の機会と考える。
 
06
【2. がんと向き合うための企画】
チーム医療の組み立て方 ~多様な世界と日本~(仮)
 
07
【2. がんと向き合うための企画】
がん患者のリハビリテーションが目指すもの
指定・一部公募あり
がん治療は身体的な影響や機能の制約を引き起こすことがあり、リハビリテーションはがん患者の日常生活や社会活動への復帰を促し、未来を生きるための重要な要素となる。本セッションでは、がん患者のリハビリテーションの目標としての身体機能の回復や痛みの軽減、運動能力の向上、日常生活動作の再習得、心理面での支援などについて議論いただき、常に進歩しているリハビリテーション分野における新たなアプローチや技術開発について紹介いただく。
 
08
【2. がんと向き合うための企画】
がん患者の栄養を考える ~多職種介入の展望~
指定・一部公募あり
がん患者において、がんの進行は低栄養や悪液質を来たし、治療の妨げやQOLの低下を招く。そのため、低栄養状態のがん患者に対しては、がんの種類や病期、病態に応じた多職種アプローチが必要不可欠である。本セッションでは、各治療や病態に応じた多職種介入の成果や取り組みについて発表いただき、低栄養がん患者に対する今後の展望について議論したい。
 
09
【2. がんと向き合うための企画】
医療経済からがん治療を考える~Financial Toxicityの観点から~
指定・一部公募あり
がん治療は高度な技術や医療リソースを必要とし、その経済的な側面は治療の提供や患者の負担に影響を与える。本セッションでは、医療経済の観点からがん治療の現状と課題を考察し、費用対効果や経済的観点から治療選択や医療リソースの配分について、持続可能ながん治療の実現に向けたアプローチを議論していただく。また、治療効果や費用対効果を適切に評価するためには、新たな評価指標が必要であり、例えば、QALY(生命年を質で調整した年)やICER(被治療者一人当たりの費用対効果比)などの指標について、実際のがん治療にどのように適用できるかなども示していただきたい。
 
10
【2. がんと向き合うための企画】
働き方改革とタスクシフト・シェア ~多職種の立場~
指定・一部公募あり
2019年度に働き方関連法が施行されて以降、医師の働き方改革が提唱されている。その中で、医師以外の医療従事者がそれぞれの専門性を活かせるよう業務分担を見直し、医師の負担軽減と同時にチーム医療の水準を上げることが求められている。本セッションでは、がん治療における内科・外科・チーム医療などの様々な場でどのようにタスクシフト・シェアを実践しているかを議論いただき、今後の展望の構築に繋げていただきたい。
 
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【3. 未来を生きるための企画】
がん診療におけるAI(人工知能)活用の現況と近未来での展望
指定・一部公募あり
人工知能(AI)の急速な進化は医療分野にも大きな影響を与えており、がん診療においてもその活用が期待されている。大量のデータ処理や複雑な解析を迅速かつ効率的に行うことができるAIがどのような領域で活用されているか、例えば画像診断や病理診断、治療計画立案などにおけるAIの応用事例を医工連携・産学連携の視点から紹介いただく。一方、AIの活用には様々な限界や課題も存在し、たとえばデータの品質やプライバシーの問題、AIの意思決定の不透明性や信頼性の確保、医療現場への導入や適用の難しさなどが挙げられる。本セッションでは、AI活用に伴う限界や課題についても議論いただくとともに、医療専門職の知識や経験、人間的な判断力が重要であることについても考察いただきたい。
 
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【3. 未来を生きるための企画】
創薬研究の夢とハードル
指定・一部公募あり
創薬研究は、がん治療の革新と進化に不可欠であり、がん患者の未来を明るくするための夢でもある。しかし、いかに魅力的な創薬シーズであっても、最終的な社会実装まではいくつものハードルがあり、それらを乗り越える努力と工夫が必要である。本セッションでは、革新的でありながらもリスクを抱えて開発に邁進しているバイオベンチャーから、多大なリソースを投じて多様な研究を行っているビッグファーマの研究まで、がん治療の未来に向けた戦略と展望を論じていただく。
 
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【3. 未来を生きるための企画】
どうやって育てる、がん治療専門医 ~がんプロ事業との協働~
指定・一部公募あり
文部科学省「がんプロフェッショナル養成プラン」事業(以下「がんプロ事業」)は、大学院教育を通してのがん診療の拡充、均てん化のために、各拠点にてがん専門医療人の育成に貢献してきた。2023年度からの現行のがんプロ事業は、第4期がん対策推進基本計画における「誰一人取り残さないがん対策を推進し、全ての国民とがんの克服を目指す。」という目標の下に、① 「がん医療の現場で顕在化している課題に対応する人材」、②「がん予防の推進を行う人材」、③「新たな治療法を開発できる人材」等のがん専門医療人材を養成する拠点を大学間連携により形成することを目的としている。本セッションでは、それぞれのがんプロ事業拠点におけるがん専門医療人の育成の成果、特色などをご紹介いただき、今後の具体的な育成プログラムについて議論を深めていただきたい。
 
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【3. 未来を生きるための企画】
ロボット支援手術や人工知能(AI)を駆使した未来のための外科教育システム
指定・一部公募あり
ロボット支援手術の急速な普及により、外科手術は大きなパラダイムシフトを迎えており、それに伴い新たな教育システムの可能性が探られている。遠隔手術は地理的な制約を克服し、専門家の手術スキルをリモート地域にもたらす可能性がある。また、AIを活用した手術シミュレーション、空間認識、手術中の意思決定支援などが実装されれば、若手外科医のロボット支援手術のラーニングカーブを大きく早めるかもしれない。本セッションでは、これらの革新的な外科教育システムについて紹介いただき、効果的な外科医の育成に焦点を当てていただく。
 
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【3. 未来を生きるための企画】
新たなバイオ製剤による近未来のがん治療
指定・一部公募あり
抗体や細胞、ウイルス、核酸などのバイオ製剤を用いたがん治療は注目されている分野であり、近未来のがん治療のパラダイムを変える可能性を秘めている。本セッションでは、がん指向性のある幹細胞やナノ粒子をキャリアとした薬物送達システム、がん細胞を選択的に攻撃するウイルス療法、RNA干渉療法やmRNAワクチンなどの最新の研究成果と応用事例を紹介いただく。また、新たな標的に対するCAR-T細胞療法やCRISPR-Cas9による遺伝子編集ががん治療に与える影響など、夢のある近未来のがん治療についても議論いただきたい。
教育シンポジウム(詳細はセッション名をクリックください)
 
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教育シンポジウム
医学系トップジャーナルへの通し方 ~質の高い臨床試験のアクセプトまでの工夫~
指定・一部公募あり
近年、国際臨床試験において、日本人研究者が貢献し、医学系トップジャーナルに共著者として論文が掲載される機会が増えてきている。しかし、ジャーナルによって前臨床から早期臨床試験のデータを好むものからランダム化比較試験を重視するものまで様々である。本シンポジウムでは、「アンコール演題」としてすでに論文化された臨床試験を紹介いただきたい。そして、臨床試験の質を高めるための試験デザインの工夫や採択までの苦労など、医学系トップジャーナルに採択されるまでの道のりを議論いただきたい。
 
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教育シンポジウム
医学系学術活動における生成AIの可能性と課題
指定・一部公募あり
昨今のChatGPTに代表される生成AI の発展は目覚ましく、医学の分野、特に学術活動においては、研究の立案や論文の執筆などにおいて、すでに利活用が進んでいる。大幅な時間短縮が図れるなど、効率面において大きな利点を有する反面、エラーの発生や責任問題、倫理面の問題など、課題も多い。本セッションでは、医療分野における生成AIの活用法と法整備の現状を専門家にご講演頂くとともに、学術活動における生成AIの活用事例を提示頂き、その将来性について発表いただきたい。
特別シンポジウム
 
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特別シンポジウム
MRDがもたらす切除可能固形がん周術期治療の近未来
-切除可能固形がんにおけるMRD利用ガイダンス発刊に寄せて-
 
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特別シンポジウム
がんを知り、がんと向き合い、未来を生きるための絆:ネットワーク・ナビゲーターの役割(仮)
臓器別シンポジウム(詳細はセッション名をクリックください)
 
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臓器別シンポジウム
ロボット支援食道癌手術の長期成績と今後の展望
指定・一部公募あり
ロボット支援手術は、食道癌手術において新たなパラダイムを切り拓いている。本セッションでは、経胸または縦隔アプローチでのロボット支援食道手術の短期成績、長期成績を紹介いただき、手術後の患者アウトカムや再発率に関する最新のデータを共有することで、その技術的進歩と実践の中での課題に焦点を当てる。また、今後のロボット支援手術における展望にも言及いただき、さらにはAIの活用や外科ロボットの進化がもたらす可能性についても議論いただきたい。
 
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臓器別シンポジウム
食道癌の集学的治療~高齢化社会とICI時代の先鞭をつける~
指定・一部公募あり
高齢者に多い食道癌において集学的治療は極めて重要な治療戦略であるが、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)の登場によってその選択肢は多岐に渡る。本セッションでは、周術期を含めた細やかな集学的治療の現状から標準治療が行えない高齢でフレイルな症例や術後再発症例まで、幅広い患者集団における低侵襲治療、ICI治療の選択方法、コンバージョン手術や放射線治療の使いどころなど、多様な治療戦略について紹介いただきたい。高齢化社会における食道癌治療において新たな方向性を模索し、集学的な治療戦略の確立に向けた知識とアイデアの共有が行われることを期待する。
 
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臓器別シンポジウム
胃癌に対する機能温存手術と術後QOL
指定・一部公募あり
術後の体重減少やQOL低下の防止のため、早期胃癌を中心に噴門側胃切除術や幽門保存胃切除術などの機能温存手術が行われている。本セッションでは、短期の手術成績とともに長期QOLにも触れていただき、その手技の有用性に関して発表していただく。また、進行胃癌への適応拡大の可能性についても言及していただきたい。
 
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臓器別シンポジウム
ロボット大腸癌手術の現況と次世代に向けた取り組み
指定・一部公募あり
大腸癌手術におけるロボット支援の進歩は目覚ましいものがある。本セッションでは、ロボット支援大腸癌手術の短期ならびに長期治療成績を提示していただき、定型化やピットフォールについての経験などを紹介いただく。手術の精度向上や患者への利益にどのように貢献しているかを議論いただくとともに、新規参入ロボットの運用状況と今後の展望についても述べていただきたい。最後に、次世代の育成に関する取り組みや工夫について討論していただく。
 
24
臓器別シンポジウム
転移性肝癌に対する集学的治療のup to date
指定・一部公募あり
がん遺伝子パネル検査の臨床実装に伴い化学療法の治療選択肢は増えつつあるが、肝転移病変の治療は未だに外科的切除の可否が予後を左右する現状であり、新たな治療エビデンスの創出が望まれている。本セッションでは、診療科横断的に連携しあう中での最新の治療戦略に焦点を当て、コンバージョン手術の適応拡大やOncological transplantation、ラジオ波焼灼療法、肝動注療法、放射線治療の可能性や現状の課題について幅広く紹介していただく。最新の効果予測モデルや患者管理のアプローチについての情報が共有され、臨床現場への還元を期待する。
 
25
臓器別シンポジウム
膵癌の更なる早期発見、早期診断に向けて
指定・一部公募あり
膵癌は未だ予後不良の難治がんである一方、切除可能な段階で発見されることで近年の術前化学療法や低侵襲手術の発展により治癒が見込める症例も増加している。消化器内科・消化器外科・放射線科各領域より、早期発見・診断に資するリキッド・バイオプシーの臨床応用への現状や超音波内視鏡スクリーニング体制、AIを用いた高感度な画像診断技術など早期診断技術の応用実現に向けご討論いただきたい。
 
26
臓器別シンポジウム
肺癌周術期治療の現在と未来
指定・一部公募あり
近年、肺癌の集学的治療の進歩により、その治療成績が格段に向上している。特に、肺癌周術期においては免疫チェックポイント阻害剤、分子標的薬が使用可能となり、多岐に渡る治療戦略を検討することが可能となってきている。本セッションでは、肺癌周術期治療の現状と予後因子などについて幅広く紹介いただき、さらなる治療成績向上に向けた工夫と新たな展開を議論いただきたい。
 
27
臓器別シンポジウム
明日からの乳癌診療に使える!最新の薬剤の使いどころ
指定・一部公募あり
乳癌に対する薬物療法は周術期および再発治療ともに、新規薬剤の開発によって大きな変化を迎えている。それによって、従来のER陽性にはホルモン療法、HER2陽性には抗HER2抗体薬、Triple negativeには抗がん剤という単純な治療戦略ではなくなってきた。さらにサブタイプの概念も変わりつつある。臨床医がこれらの新規薬剤を効果的に活用するために、それぞれの薬剤の周術期および転移乳癌治療における使いどころをエキスパートより紹介いただき、明日からの臨床に活用したい。
 
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臓器別シンポジウム
転移性前立腺癌における治療戦略・今後の展望~去勢感受性から去勢抵抗性まで~
指定・一部公募あり
近年、転移性前立腺癌の治療は大きな変革期を迎えている。転移性去勢感受性前立腺癌では、doublet治療やtriplet治療などupfront治療が標準となり、局所治療の役割についてもエビデンスが蓄積しつつある。また、去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)においては、upfront治療後の病態について従来のCRPCの病態と異なる可能性が示唆されている。近年では遺伝子変異に基づいた治療についてのエビデンスも徐々に明らかになってきており、CRPC治療も今後大きく変わる可能性がある。本セッションでは、去勢感受性から抵抗性まで、多岐に渡る転移性前立腺癌の治療戦略を紹介いただく。
 
29
臓器別シンポジウム
膀胱癌治療の効果の最大化を目指して
指定・一部公募あり
膀胱癌は初診時浸潤性膀胱癌(primary MIBC)と、非筋層浸潤性膀胱癌(NMIBC)から進行してMIBCとなるもの(Secondary MIBC)に大別される。ハイリスクNMIBCの約20%は5年で浸潤癌へ進行することが知られておりNMIBC治療の中心である経尿道的手術により進行する患者を見逃すことなく、治療効果を最大化していくことが求められる。また、浸潤性膀胱癌のゴールドスタンダードは、膀胱全摘+骨盤内リンパ節郭清であるが、膀胱全摘後の5年生存率は約50-60%で、またQOLを損なう可能性のある治療であり、その成績はまだまだ改善の余地があると考える。膀胱全摘術治療の効果を最大化するための周術期治療、手術手技と問題点、また膀胱温存治療の患者選択と治療の現状について、各分野の専門家により、議論をしていただく。
 
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臓器別シンポジウム
HPV関連中咽頭癌・婦人科癌
指定・一部公募あり
HPV関連中咽頭癌は本邦のみならず世界でも増加している。同じくHPV関連である子宮頸癌は米国のようにHPVワクチン接種の増加などの影響で罹患数が減少している国もあるが、本邦ではいまだに多い。中咽頭癌と子宮頸癌はHPV感染による発癌という共通項もあるが、発癌メカニズムや生存率は異なる。本セッションでは耳鼻咽喉・頭頸部外科と婦人科の演者によりHPV関連中咽頭癌および子宮頸癌について解説いただき、今後の展望についても言及いただく。
 
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臓器別シンポジウム
各地域のサルコーマセンター・希少がんセンターの現状と展望-効果的・効率的なチームとは?-
指定・一部公募あり
全国各地にサルコーマセンターや希少がんセンターが設立され、肉腫治療に対する多種職連携が盛んになっている。各施設においては肉腫症例に対する多種職による討議が行われていることが想定されるが、各施設により患者受け入れシステム、構成メンバー(他科・他職種)、開催頻度、検討症例数など、多様であることが想定される。本セッションでは、各地方におけるサルコーマセンター・希少がんセンターの現状をプレゼンテーションしていただき、共有したい各施設の工夫や将来展望について討論していただく。
 
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臓器別シンポジウム
CAR-T療法におけるチーム医療
指定・一部公募あり
免疫細胞療法の最先端技術であるCAR-T療法が日常診療に定着しつつあるが、多職種連携の重要性が認識されるようになってきた。本セッションでは、CAR-T療法の基礎、臨床におけるup to dateの研究に焦点を当てるとともに、患者サポートや病病連携を含めた多職種による情報共有の現状を紹介いただきたい。看護師や輸血部技師も交えて、CAR-T療法におけるチーム医療の重要性と臨床応用に関する最新の情報が提供されることを期待する。
 
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臓器別シンポジウム
小児・AYA世代がんのゲノム医療
指定・一部公募あり
ゲノム解析技術の飛躍的な進歩に伴い、ゲノム情報をもとに診断や治療を行うゲノム医療が急速に発展している。小児およびAYA世代の患者で標準治療からはずれた再発・難治の症例においても、新たな治療の選択肢となってきている。本セッションでは、小児科、小児外科、整形外科、脳神経外科などで小児・AYAがんを担当されている先生を演者に交え、それぞれの演者に小児がん領域で保険診療のゲノムパネル検査を行う際の注意点、ピットフォールについての経験などを紹介していただく。また、主に成人用に開発された遺伝子パネルを臨床使用している現状の限界や、今後の展開についても議論していただく。
 
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臓器別シンポジウム
ここが難しい!メラノーマ診療
指定・一部公募あり
悪性黒色腫(以下メラノーマ)は皮膚悪性腫瘍のなかでも遠隔転移を起こしやすく、生命予後の悪いことがよく知られている。しかし、 新規の治療法の登場によりメラノーマ診療の考え方は近年大きく様変わりした。本セッションでは、メラノーマ診療に携わっているそれぞれの診療科(皮膚科、耳鼻科、消化器、婦人科、泌尿器科、眼科、腫瘍内科、放射線科など)が、普段から難しいと感じているメラノーマ診療について、最新の治療戦略も踏まえて紹介いただく。
 
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口腔がん治療における技術革新(仮)
臓器別ワークショップ(詳細はセッション名をクリックください)
 
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臓器別ワークショップ
光免疫療法:頭頸部アルミノックス治療の現況
指定・一部公募あり
光免疫療法として開発が進められてきた頭頸部アルミノックス治療が本邦において保険収載されてから約4年が経過しようとしている。海外での臨床試験を含めて様々な部位で本治療が試みられ知見が集積し、現行機器での治療適応の限界、それに伴う新規機器の開発や照射法の改善なども課題となってきている。本セッションでは、頭頸部アルミノックス治療の現状や、施行時の工夫、更には今後の改良点について論じていただく。
 
37
臓器別ワークショップ
頭頚部癌・食道癌に対する多職種アプローチの最前線
指定・一部公募あり
頭頚部癌や食道癌は、その病理学的・生理学的な特性からくる独自の治療アプローチが要求されるが、医師、歯科医師、看護師、放射線療法士、リハビリテーション専門家など、多職種の連携が治療成績の向上につながってきている。本セッションでは、最新かつ効果的な治療戦略や周術期患者ケア、リハビリテーションの動向などエビデンス創出に向けた試みを討論いただくとともに、患者中心の治療計画や意思決定への取り組みなども紹介いただきたい。
 
38
臓器別ワークショップ
高齢者胃癌に対する治療戦略
指定・一部公募あり
高齢化に伴い今後高齢者胃癌の頻度は増加する。身体機能の低下や他の併存疾患の悪化に伴い、手術侵襲の負担が逆に寿命の短縮につながる可能性がある。本セッションでは、切除範囲の縮小や非切除の選択など、術後のADLやQOLの低下防止を目指した、各施設における高齢者胃癌に対する治療戦略について発表していただく。
 
39
臓器別ワークショップ
大腸癌外科治療におけるDX(デジタルトランスフォーメンション)活用
指定・一部公募あり
デジタル技術を活用した手術プロセスのデジタル化が進みつつある。本セッションでは、大腸外科領域でのAIの活用やXR技術の臨床応用の可能性などについて、デジタル技術と医療技術が融合した新たな診断・治療法について紹介していただく。手術計画の立案から実際の手術まで、デジタル技術がどのように手術をサポートし、最適化するかについての最新情報を共有いただき、臨床応用に向けた工夫、注意点や問題点について討論していただく。
 
40
臓器別ワークショップ
局所進行直腸癌における術前治療の意義
指定・一部公募あり
局所進行直腸癌治療においては、周術期集学的治療が進む中で、手術適応が拡大し、治療戦略の最適化が図られている。本セッションでは、患者の特性や病期に応じた適切な治療戦略の選択について、それぞれの診療科の視点から術前治療の治療成績を紹介いただく。また、最近トピックスになっている臓器温存を目指したWatch and Waitにおける取り組み、治療成績、ピットフォールについての経験なども述べていただく。さらに、治療効果の予測指標や治療応答の評価方法について最新の情報を共有いただきたい。
 
41
臓器別ワークショップ
胆道癌に対する集学的治療
指定・一部公募あり
胆管癌の治療の第一選択は外科的切除であるが、近年、集学的治療の進歩により治療成績の向上が期待される。本セッションでは、肝内胆管癌、肝門部領域胆管癌から、胆嚢癌, 遠位胆管癌まで、外科切除を中心に急速に進展する薬物療法や免疫療法、放射線療法など集学的治療の取り組みを紹介いただき、胆道癌に対する今後の治療戦略の方向性を議論いただきたい。
 
42
臓器別ワークショップ
膵癌に対するロボット支援下手術の最前線
指定・一部公募あり
日本においてもロボット支援下手術が開始され、広く安全に導入されつつある。次なる課題は、周囲への炎症・浸潤所見などから高難度となる膵癌である。膵癌に対するロボット支援下手術のtechnical knack & pitfalls、そして手術の低侵襲化によるOncological outcomeへの影響について、幅広い発表を期待したい。
 
43
臓器別ワークショップ
ロボット支援下呼吸器外科手術の進歩
指定・一部公募あり
革新的かつ未来志向な医療アプローチであるロボット支援下手術は、多くの悪性腫瘍手術に拡がりつつある。肺癌および縦隔腫瘍に対してもロボット支援下手術が適用となり、手術手技も成熟しつつある。拡大手術や形成術、複雑区域切除への適用など、ロボット支援下に行う呼吸器外科手術の現状について発表いただき、今後、ロボット支援下呼吸器外科手術がどのように進展していくか、未来の展望と今後の研究や挑戦について討論いただきたい。
 
44
臓器別ワークショップ
変わりゆく乳癌手術の最前線
指定・一部公募あり
乳癌手術は比較的シンプルで定型的なものが多い。しかし、近年手術におけるde-escalationや最新デバイスを使用した手術もしくは乳房再建術が次々と検討され始めている。本セッションでは、乳癌手術の新しい手技を実践もしくは検討している最前線の先生にそれぞれの手技の利点および解決せねばならない問題点を紹介いただく。
 
45
臓器別ワークショップ
低侵襲時代の腎癌に対する局所療法 -最適な治療選択-
指定・一部公募あり
近年、腎癌の臨床において、特に治療に関しては目まぐるしく変化してきている。治療の基本となる手術療法においては低侵襲化が進み、またIVRや放射線治療なども積極的に試みられており、多様な治療戦略が考えられるようになってきた。本セッションでは、診療科横断的にそれぞれの演者に治療法の概説、治療選択にあたっての注意点、ピットフォールについての経験などを紹介していただき、新たな時代における腎癌の最適な治療選択のポイントについて討論いただく。
 
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臓器別ワークショップ
子宮体癌の新進行期分類への対応
指定・一部公募あり
近年、TCGAプロジェクトの成果を元に分子生物学的な考え方に基づいてデザインされた臨床研究が欧米では行われるようになった。今年策定された新進行期分類(FIGO2023)で初めて分子生物学的な分類が臨床進行期に導入され、近いうちに本邦の診療にも同様の考え方が持ち込まれることは間違いない。しかし、本邦への導入にはPOLE遺伝子が保険診療下で検査できないなどの多くの課題が残っている。子宮体癌新進行期分類への対応に向けての各施設の先進的な取り組みを紹介いただく。
 
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臓器別ワークショップ
発生部位からみた肉腫の適切な外科的切除縁とは?−領域横断的な認識の統合−
指定・一部公募あり
全国各地にサルコーマセンターや希少がんセンターが設立され、肉腫治療に対する多種職連携が盛んになっている。各施設においては肉腫症例に対する多種職による討議が行われていることが想定されるが、各診療科における切除縁に対する概念が多様であることが時に問題となる。本セッションでは、整形外科、消化器外科、泌尿器科、頭頸部外科、病理診断科の先生を演者に交え、「適切な切除縁とは?」という共通のテーマに対してそれぞれの演者に講演していただく。
 
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臓器別ワークショップ
診療科横断的に診る悪性リンパ腫の集学的治療
指定・一部公募あり
悪性リンパ腫は体幹部に発生する場合が多いが、中枢神経原発悪性リンパ腫や眼内リンパ腫のように特定の臓器に限局し発生する場合もある。この場合、臓器特異的な治療が行われることが多い。一方で、近年は移植併用大量化学療法やCAR-T療法など新たな治療開発が行われており、複数診療科が協同した治療が必要となってきた。本セッションでは領域を横断し、悪性リンパ腫に対する集学的治療について発表していただく。
 
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臓器別ワークショップ
小児・AYA世代がんの多職種連携による包括ケア~理解すべきアピアランスケア~
指定・一部公募あり
小児・AYA世代のがん対策は第4期がん対策推進基本計画において主要課題の一つである。本セッションでは、がん治療を行う際に重要となる包括ケアに関して、各診療科の医師や薬剤師、看護師など多職種の演者を交えて討議いただくことで、長期フォローアップ体制、遺伝性腫瘍への対応、妊孕性温存、アピアランスケアを含めた心理的・社会的サポートなどについて見識を深めることを目的とする。
臓器別パネルディスカッション(詳細はセッション名をクリックください)
 
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臓器別パネルディスカッション
頭頸部癌に対する頭蓋底手術
経鼻内視鏡手術は種々の支援機器の開発と術式の工夫により頭蓋底に位置するような悪性疾患に対しても適応が広がっている。従来の頭蓋底手術に比べ低侵襲に行えるが、特に耳鼻咽喉科、脳神経外科合同で行う開頭経鼻同時手術は、今のところどの施設でも可能といえる状況ではない。本セッションでは、まず耳鼻咽喉科、脳神経外科から開頭経鼻同時手術についてそれぞれの立場から本術式の適応や注意点、手術の際の工夫、適応の限界などについて発表いただく。その後、座長より症例を提示いただき、実際に手術を計画する際にどのように計画しているか議論していただく。
 
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臓器別パネルディスカッション
ロボット支援手術時代における胃癌手術の工夫
指定・一部公募あり
多くの施設で腹腔鏡手術の手技を踏襲する形でロボット支援手術が導入され、鉗子の多関節機能などロボット特有の利点を活かしたアプローチが確立されつつある。また一方で、エネルギーデバイスや自動縫合器などに関しては、ロボット専用のものではなく腹腔鏡手術の機器を好んで使用している施設もある。本セッションでは、各施設におけるロボット支援下胃切除術の工夫とこだわりについて発表していただき、その後いくつかのテーマに関して総合討論を行うことで、さらに進化したロボット支援手術の未来につながることを期待したい。
 
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臓器別パネルディスカッション
進行肝癌に対する集学的治療
指定・一部公募あり
肝癌に対する化学療法は年々増えてきており、BCLC-stage:Bの段階でも全身化学療法が推奨されることが増えてきた。全身化学療法の奏効率上昇も加わり、全身化学療法が奏功した場合にコンバージョン治療が選択されることも散見されるようになっている。内科、外科、放射線科の先生方を演者に交え、コンバージョン治療が実施できた症例の特徴、コンバージョン治療の方法や工夫、コンバージョン治療後の再発の有無などについて紹介いただき、各科横断的な視点から討論を行っていただく。
 
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臓器別パネルディスカッション
局所進行肺癌に対する治療を再考する
指定・一部公募あり
局所進行非小細胞肺癌については、呼吸器内科医・呼吸器外科医・放射線科医による集学的治療が重要とされている。CheckMate 816試験において、術前の化学療法に加えてNivolumabの上乗せ効果が報告され、殺細胞性抗がん剤、外科治療、放射線治療に加えて、免疫チェックポイント阻害剤が治療選択肢に加わった。それによって、局所進行非小細胞肺癌の治療はより複雑となっている。内科医、外科医、放射線科医のそれぞれの立場から、今一度、III期非小細胞肺癌に対する治療の現状について再考する。
 
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臓器別パネルディスカッション
早期乳癌に対する治療のde-escalationの可能性
指定・一部公募あり
国内でも年間10万人が新しく乳癌と診断される中で、検診の普及にも伴い早期乳癌の割合は増えている。元来乳癌は全身病でありその治療には手術・放射線治療・薬物療法がおこなわれるが、治療の適正化が検討される中それぞれの意義に関して、再検討されている。DCISに対する手術療法の省略、術後放射線治療の省略などde-escalationを検討する臨床試験が多く行われている。今回それぞれの専門家に集まっていただき、今後の早期乳癌に対する治療のde-escalationの可能性について議論いただく。
 
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臓器別パネルディスカッション
同種造血細胞移植の進歩と均てん化
指定・一部公募あり
同種造血細胞移植は、医療の進歩により適応が広がり、安全性も高まっている。一方で難治性となった患者様に対するサポーティブケアは血液疾患の特殊性から難しいことも多い。本セッションでは、同種移植のハイボリュームセンターに勤務する演者の先生に、最新のマネジメントを紹介いただき、それをサポートする看護師、そしてサバイバーの方(この文言を入れるならサバイバーを指定演者に加える必要あり)にも演者としてご登壇いただく。同種造血細胞移植に関する現状の問題点と今後について忌憚のない議論ができる機会としたい。
領域横断シンポジウム(詳細はセッション名をクリックください)
 
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領域横断シンポジウム
遺伝性腫瘍の着床前遺伝学的検査に関する現状と課題
指定・一部公募あり
近年の生殖補助医療技術の発達により、生殖補助医療による妊娠は以前よりも一般的になってきた。このような生殖補助医療の過程で、受精卵を用いた遺伝子診断(着床前遺伝学的検査;PGT-M)も技術的に可能になった。本邦では遺伝性腫瘍に関するPGT-Mについて議論が続けられている。本セッションでは、本邦の現状と課題や海外の動向について講演いただき、今後のあり方について討論していただく。
 
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領域横断シンポジウム
がんゲノム医療の現状と未来~多遺伝子パネル検査の臨床導入のインパクト~
指定・一部公募あり
2019年にがんゲノム検査が臨床に実装されて以後、がんゲノム医療は悪性腫瘍診療の重要な柱として認知されてきている。しかしながら、未だゲノム検査の恩恵が悪性腫瘍患者にいきわたっているとは言い難い。Druggable変異検出率を上げる工夫、検査法の選択方法、出口戦略拡充への取り組みなどに加え、連携病院および非連携病院へのゲノム医療普及への働きかけといった病病連携の取り組みも極めて重要である。また、生殖細胞系列由来である可能性が疑われる病的バリアントへの対応といった懐の深い診療体制の構築も重要である。今後はどのような患者に、どのような検査方法、どのタイミングでゲノム検査を推奨していくのがよいのか、また出口戦略の現状と向かうべき方向、生殖細胞バリアント検査への連続性の確保についても診療科横断的な議論を深め、現状を総括し、未来志向への提言を行っていただく。
 
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領域横断シンポジウム
がん薬物療法患者に対する多職種アプローチ-チームによる横断的管理とDX時代における情報ケアのあり方-
指定・一部公募あり
近年の薬物療法の進歩はめざましいが、分子標的薬の増加により、副作用も多種多様となってきており、医師・看護師・薬剤師などによるチーム医療が必要不可欠となってきた。本セッションでは、薬物療法におけるチームのアプローチについて講演いただく。また、DX時代における個人情報管理を含む情報ケアのあり方についても紹介いただく。
 
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領域横断シンポジウム
免疫療法におけるPD-L1検査のあり方/新たなバイオマーカー
指定・一部公募あり
免疫療法におけるバイオマーカーは世界的に注目されているが、いまだ明らかになっていない。PD-L1検査が治療効果予測因子とされているが、がん種で用いられている抗体や検査法が異なることも課題となっている。本セッションでは、病理医の先生方から評価法やがん種における違いを解説いただき、基礎的な背景や現在の臨床的用いられ方を臨床的側面から講演いただく。また、新たなバイオマーカーについても解説いただく。
 
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領域横断シンポジウム
がん支持療法up to date~治療を支え、QOLを支える~
がん患者は、がんの治療中だけでなく、治療が完遂した後も、痛みや末梢神経障害、皮膚障害、粘膜障害などの多様な症状に苦しむことがある。これらの症状に対する適切なサポーティブケアは、がん治療を安全かつ円滑に行い、患者の治療中及び治療後のQOLを向上させるために欠かせない要素である。そして、これらの症状に効果的に対応するためには、医師のみならず、看護師、薬剤師、リハビリなど様々な職種が連携することが必要である。本セッションでは、様々な症状に対する支持療法の最新の知見と実践を、様々な職種から提供していたき、参加者がその知識を実際に応用できることを目的とする。
 
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領域横断シンポジウム
ナビゲーション手術の最先端–診療分野別のknack & pitfallの共有とさらなるprecision surgeryを目指して–
指定・一部公募あり
近年のコンピュータ支援手術の発展は目覚ましく、特にナビゲーション手術は様々な診療科で行われている。mm単位での腫瘍切除計画が可能となった一方、誤差や適応できない腫瘍(軟部病変など)などの課題が明らかになっているが、他分野のknack & pitfallを学ぶことが課題克服に向けて一助となる可能性がある。本セッションでは領域横断的にナビゲーション手術の最先端を脳神経外科医、整形外科医、耳鼻科医、工学者などを演者に交え、それぞれの分野における技術のup-to-dateと課題を提示していただき、各分野の課題に対して他分野で行われている工夫で解決可能か、具体的な技術刷新のニーズなどについて講演していただく。
 
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領域横断シンポジウム
腫瘍循環器学の課題と展望
指定・一部公募あり
がん医療の急速な進歩に伴い心不全や血栓症などの新たな循環器合併症が懸念されるが、合併症に対する予防や治療法の確立および教育が追い付いていない現状がある。腫瘍循環器学は、がんと循環器の双方の専門家が連携して診療・研究しようということで生まれた新しい学際領域である。腫瘍循環器学ガイドラインが2023年3月に発刊され、6つのFuture Research Questionが挙げられているが、本セッションではこの課題について現状と展望について述べていただく。
 
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領域横断シンポジウム
癌治療におけるARCAD Asia・リアルワールドデータベース事業の立ち上げと成果
ARCADアジア(Aide et Recherche en Cancérologie Digestive Asia)とは、アジアを中心として行われた過去の治験・臨床試験データを収集・統合し、医薬品の研究開発などへの利活用を行うことを目的としたデータシェアリング事業である。データベースに格納されている過去の治験・臨床試験結果を利活用することで、単一の研究では解析できないような統合解析を行うことが可能となり、研究への幅広いアプローチが可能となる。本セッションでは、データシェアリングの意義と必要性を紹介し、これまでの成果と可能となる解析例を示し、新薬開発にも活用される今後の展望について語っていただく。
 
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領域横断シンポジウム
腹膜播種制御の現在・未来
指定・一部公募あり
消化器癌や婦人科癌において喫緊の課題である腹膜播種の制御に関して、近年、腹腔内化学療法や腹腔内温熱化学療法、CARTなどの治療戦略が試みられている。本セッションでは、腹膜播種研究会とのジョイント企画として、腹膜播種制御に関わるエビデンスをreviewしていただき、今後の方向性を示していただくとともに、消化器領域や婦人科領域の先生から、各施設において取り組んでいる有効性の高い治療戦略を紹介していただく。
 
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領域横断シンポジウム
消化管がんに対する内視鏡診断・治療のTips
指定・一部公募あり
消化管がんに対する内視鏡診断・治療は、さまざまな機器開発により飛躍的に向上し、早期発見・早期治療が可能となってきている。近年では、AIによる内視鏡診断の報告も見られる。本セッションでは、診療科横断的な演者に消化管がんに対する軟性および硬性内視鏡検査・治療を行う際のTips(コツや注意点、経験など)を講演していただく。咽頭・食道・胃・十二指腸・小腸・大腸・肛門までの幅広い消化管領域における演題を募集し、新しい診断や治療に繋がり得るTipsを模索する。
 
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領域横断シンポジウム
周術期管理におけるチーム医療とERAS
指定・一部公募あり
現在様々な領域の手術においてERASが導入され、患者の早期回復、医療費削減などの効果が報告されているが、効率的なERASプロトコールの実施にあたっては、多職種のメディカルスタッフを交えたチームによる業務分担と共同作業が必須となる。本セッションでは、医師ならびに多職種メディカルスタッフの先生方にご登壇いただき、各施設におけるERASプロトコールの工夫やその成績について発表していただく。
 
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領域横断シンポジウム
急性期病院のがん医療における看護専門職の協働
指定・一部公募あり
がん患者への個別性のある包括的な看護ケアを提供するために、がん看護分野の認定・専門看護師だけでなく、がん看護以外の領域の認定・専門看護師や特定行為研修を修了した看護師、ジェネラリスト看護師などのさまざまな看護専門職の協働が求められている。それぞれの役割や専門性を活かしたチームアプローチ、コミュニケーションや連携などについて各演者の方に紹介いただき、今後の課題などについて講演していただく。
 
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領域横断シンポジウム
がん治療と妊孕性温存・生殖医療:若年がん患者への対話とサポートシステム
指定・一部公募あり
近年、小児・AYA世代の癌治療における成績向上に伴い、がんサバイバーの妊孕性温存・生殖医療が注目され、がん対策推進基本計画でも重要な個別目標に挙げられている。そこで、婦人科、泌尿器科、小児科の先生を演者に交え、それぞれの演者に領域横断的に癌治療を行う際の妊孕性温存および癌治療後の最新の生殖医療の成績についてご講演いただき、看護師から妊孕性温存についての患者に対する啓発と支援方法についてご講演いただく。
 
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領域横断シンポジウム
人生会議(アドバンスケアプランニング:ACP)~癌治療の現場でどう活かされるか~
指定・一部公募あり
がん患者へのアドバンスケアプランニング(ACP)は、患者と家族の心理的ストレスの低減や緩和ケアへの導入の円滑化などさまざまな有効性が示されているが、未だがん診療の現場でのACPの普及は十分ではない。本セッションでは、医師、看護師、ソーシャルワーカーがそれぞれの立場から、がん患者へのACPを推進する上での課題やその解決策について議論する。社会的なサポートや家族の支援について、さらには制度的な問題についても議論したい。
 
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領域横断シンポジウム
粒子線治療の未来 ~新たな適応拡大での躍進~
指定・一部公募あり
放射線療法に分類される粒子線治療は、他の治療と比べて低侵襲な治療であることから、特に高齢者への身体的負担の軽減や早期の社会復帰が期待できることから注目されてきた。日本国内での治療実績、治療効果が蓄積されてきたこともあり、肝細胞癌、肝内胆管癌、局所進行性膵癌、局所大腸癌(手術後の再発)などが保険適用となっている。今後も適応範囲の拡大や治療の高精度化、また機器の小型化などによりさらなる普及が期待される。本セッションでは、それぞれの疾患でのエビデンスや臨床経験を紹介いただき、粒子線治療の未来を討論いただく。
領域横断ワークショップ(詳細はセッション名をクリックください)
 
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領域横断ワークショップ
多職種連携で構築するがんゲノム・遺伝診療体制
指定・一部公募あり
がんゲノム医療・遺伝診療では、様々な専門職が協働してチーム医療を提供することが求められる。医師、看護師、薬剤師、検査技師、遺伝カウンセラーに登壇いただき、自施設でのがんゲノム医療提供体制とともに、チーム内での役割、多職種協働のための工夫、地域での連携体制や取り組み、今後の課題について紹介いただく。多職種協働の重要性や各職種の専門性を活かした体制づくりについて討論していただく。
 
72
領域横断ワークショップ
HER2検査の新パラダイム
乳癌に対してトラスツズマブが適応になって以来、その適応範囲が胃癌、唾液腺癌、大腸癌へと適応が拡大し、更に非小細胞肺癌も臨床導入されようとしている。また、乳癌においては抗HER2抗体薬物複合体の適応も導入され抗HER治療の新たな時代に突入した。一方、癌診療におけるゲノム診断の広がりの中で、病理学的HER2診断も従来の免疫組織化学、in situ hybridization法だけでなくNGSを用いた遺伝子パネル検査でのERBB2遺伝子増幅もコンパニオン診断として承認され、治療、診断のいずれにおいても新たなパラダイムにシフトしてきた。本セッションでは、治療・診断の双方の観点からHER2診療の新たな展開を概説していただく。
 
73
領域横断ワークショップ
術前化学療法における免疫チェックポイント阻害薬の役割
指定・一部公募あり
最近、集学的治療の一環としての周術期薬物療法が注目されている。特に、多数の免疫チェックポイント阻害剤が、単剤、細胞障害性抗がん剤との併用療法、さらには放射線治療との併用療法などの形で術前治療での有効性を模索されてきた。本セッションでは、乳癌、非小細胞肺癌、食道癌の専門家から、領域横断的に術前化学療法のエビデンスや標準治療における位置づけ、行う際の注意点、ピットフォールについての経験などを講演していただく。さらに、各がん種の違いに関しても討論していただく。
 
74
領域横断ワークショップ
がん診療における遺伝子治療・細胞治療・再生医療の役割
指定・一部公募あり
遺伝子治療は、1990年代から長らくがん治療の一環として研究されてきたが、本セッションでは新たなアプローチや治療戦略、臨床試験の成果に焦点を当てる。また、再生医療のテクノロジーもがん治療分野には応用されており、例えばiPS細胞技術を用いたがん研究なども進捗しており、最新の研究と展望について紹介いただきたい。本セッションで、遺伝子治療と再生医療のがん診療への貢献と可能性について深く議論され、将来の治療戦略の開発と倫理面を含めた臨床応用の指針が明らかとなることを期待する。
 
75
領域横断ワークショップ
ホウ素中性子捕捉療法の進歩と将来展望
指定・一部公募あり
ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)は新規化学放射線療法として難治癌・局所再発がんに対する治療効果が期待されている。本邦では頭頚部癌に対して世界初の承認・保険適用されており、それ以外にも悪性脳腫瘍、悪性黒色腫、肺癌、肝臓癌、乳癌など様々な癌に対して臨床試験が行われてきた。現時点でのBNCTの適応と効果、今後の治療拡大や展望についてご講演いただく。
 
76
領域横断ワークショップ
オリゴ転移の治療戦略~転移性腫瘍に対する局所療法の意義を見直す~
指定・一部公募あり
近年のがん薬物療法の急速な進歩に伴い、StageⅣに対する局所治療の考え方は劇的に変わりつつある。特に少数の遠隔転移を有するOligometastasisに対する手術も含めた局所治療が予後を真に改善するか、原発腫瘍に応じた治療選択や新たな治療モダリティー、予後因子に関する知見や経験・期待などについて議論いただく。
 
77
領域横断ワークショップ
がん性狭窄に対する緩和治療
指定・一部公募あり
腫瘍による消化管や血管の狭窄は腸閉塞や体液貯留の原因となり、がん患者のQOLや予後に大きな影響を与える。姑息的な外科手術や経皮的なIVR治療、内視鏡的ステント留置など様々な対応が試みられているが、進行がんにおいては外科的な処置も困難な場合がある。本セッションでは、それぞれ消化管や血管の狭窄による症状に対する治療戦略を概説いただき、治療選択にあたっての注意点、ピットフォールについての経験などを講演していただく。
 
78
領域横断ワークショップ
会陰部・肛門部腫瘍に対する領域横断的手術
指定・一部公募あり
会陰部・肛門部腫瘍の外科手術に際しては、その解剖学的な特性からアプローチや術式、再建方法など多岐に渡る検討が必要であり、領域横断的な協力が重要となる。本セッションでは、関連する診療科の演者より手術の際の注意点やピットフォールについて紹介いただき、どのようなアプローチ、どのような順番、また安全に手術を行うための準備や工夫について討論していただく。
 
79
領域横断ワークショップ
女性がんサバイバーへの産婦人科医の貢献
指定・一部公募あり
がんサバイバーは生涯にわたって様々な健康問題に直面するが、女性のがんサバイバーに対しては産婦人科医がサポートできる領域が多岐にわたる。具体的には、AYA世代のサバイバーへの卵子あるいは受精卵凍結、手術あるいは放射線治療、化学療法によって卵巣機能を喪失したサバイバーへのホルモン療法、リスク低減卵巣卵管切除術を受けたBRCAの病的バリアント保持者へのホルモン療法、放射線治療後の高齢患者の骨盤脆弱性骨折予防など様々な年齢の女性サバイバーへの貢献が可能である。演者に女性サバイバーに対して産婦人科医のできるサポートについて講演いただく。
 
80
領域横断ワークショップ
術後リンパ漏の診断と治療 外科的治療とIVR
指定・一部公募あり
術後の難治性リンパ漏は診断・治療ともに苦慮することが多い。治療においては保存的治療からの介入のタイミング,IVRと手術どちらを選ぶかについても一定の見解はない.本セッションでは腹部外科,胸部外科の術後リンパ漏に対する診断と治療についてディスカッションいただく.リンパ管造影や,近年発達してきたMRI Lymphangiographyなどの診断について、経皮的リンパ管塞栓術や外科的治療の判断基準や治療成績について,放射線科と外科的立場の演者に講演していただきたい。
 
81
領域横断ワークショップ
高齢がん患者に対するがん診療
指定・一部公募あり
高齢、超高齢のがん患者は増加傾向にある。臓器機能の低下とともに併存疾患を有しているなど、高齢者のがん治療においてはその治療選択やリスク管理について多角的に議論する必要がある。高齢者がん診療ガイドライン、高齢者機能評価について、また実臨床での手術や薬物治療、放射線治療の適応、リスク評価について、さらにリハビリから、患者とその家族への支援などについて、様々な視点から高齢がん患者に安全で効果的な治療を実践するための方策について議論していただく。
領域横断パネルディスカッション(詳細はセッション名をクリックください)
 
82
領域横断パネルディスカッション
どう対応する?免疫関連有害事象に対する取り組み
指定・一部公募あり
昨今適応拡大が著しい、免疫チェックポイント阻害剤における免疫関連有害事象(irAE)については、殺細胞性抗がん剤との併用治療も増加し、以前まで経験しなかった様々な副作用や重篤なirAEを経験することもある。本セッションではirAEに対する医療機関における取り組みについて、チームでの対策を含めた職種横断的な発表をいただきたい。総合討論では、具体的な症例をあげて、治療方針やピットフォールなどについて討論していただく。
 
83
領域横断パネルディスカッション
臓器特異性を踏まえた消化器癌のコンバージョン手術における現状と展望
指定・一部公募あり
新規治療薬の開発など薬物療法の進歩により、近年、消化器癌に対してコンバージョン手術が検討される機会が増えてきたが、その適応に関しては同じ消化器癌であっても共通点と相違点があるものと思われる。本セッションでは、消化器癌に対するコンバージョン手術の現状に関して臓器特異的なエビデンスを交えてご講演いただき、最後に、コンバージョン手術の今後の展望に関して領域横断的に議論を行っていただく。
 
84
領域横断パネルディスカッション
診療科横断的に見る鏡視下手術時代の骨盤解剖
指定・一部公募あり
骨盤外科領域の手術において、婦人科、泌尿器科、消化器外科ではそれぞれに独自の発展を遂げており、ランドマークやターミノロジーに関して、相当な差異があることが推測される。鏡視下手術の普及に伴い、骨盤内臓器のより詳細な観察が可能になった現在、複数診療科による領域横断的手術(骨盤内臓全摘術など)の際には共通の認識を持って手術にあたることは極めて重要である。本セッションでは、婦人科、泌尿器科、消化器外科の各分野から鏡視下手術の専門家にご登壇いただき、各分野からの手術解剖の理解、名称の相違、領域横断的手術を行う際の注意点、ピットフォールについて議論していただく。骨盤内臓器を取り扱う各診療科医師の手術解剖の理解の共有を本セッションの目標とする。
 
85
領域横断パネルディスカッション
リンパ浮腫に対する集学的治療-これまでに分かったこととこれから-
指定・一部公募あり
子宮癌や乳癌、前立腺癌の治療において、リンパ節郭清や放射線治療後にリンパ浮腫を発症することがある。リンパ浮腫発症の機序は未だ不明確であり、その治療法も保存的治療から外科的治療まで様々である。本セッションでは、リンパ管の解剖から治療法、リハビリテーションまで最新の知見をその分野のエキスパートに発表いただき、リンパ浮腫治療の現状と今後について議論していただく。
 
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領域横断パネルディスカッション
症状マネジメントのkey となる患者のもつ力に着目した支援とは
がんの治療中、治療後の患者が体験する症状は、生活の質の低下を招くため、適切なマネジメントが必要である。症状マネジメントを成功させるKeyになるのは、症状を主観として感じている患者自身の持つセルフケア能力やセルフマネジメント能力、セルフモニタリング力、あるいはアドヒアランス等を活用することである。本セッションでは、症状マネジメントに患者のもつ力を有効に活用する考え方を基にしたプログラムや支援方法について紹介いただだく。その上でこのようなケアの考え方を参加者が日常のケアに活用できるにはどうしたらよいのかを総合ディスカッションを通してより深く理解することを目的とする。
 
87
領域横断パネルディスカッション
学校がん教育はどこまで進んだか?
学校がん教育は第4期がん対策推進基本計画の基盤に盛り込まれ、学習指導要領の改訂に基づき全国展開している。また、この基本計画のロジックモデル指標として、「外部講師を活用してがん教育を実施した学校の割合」が示されている。しかし、2016年に日本癌治療学会で発出された「がん教育横浜宣言」以降、約8年が経過した現在でも、がん教育実施状況調査の結果によると、未だ外部講師を活用した指導が地域によっては普及していない。本セッションでは学校がん教育に積極的に携わる様々な立場からの講演を踏まえ、学校と医療者が協働して外部講師を活用したがん教育を持続可能な形で実現する方法や、地域差を解消する具体的な方策を討論し、本学会が果たすべき役割を明らかにすることで、「がん教育横浜宣言」をブラッシュアップする。
U-40若手企画シンポジウム(詳細はセッション名をクリックください)
 
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U-40若手企画シンポジウム
Rising starたちの未来への挑戦
指定・一部公募あり
がん治療に携わるものは皆等しく、がんの撲滅を目指し取り組みを行っている。手術・薬物療法でがんへ立ち向かう者、未来を見据えて基礎および臨床研究、新規医療技術開発に携わる者、未来での継続的ながん治療を可能にするため働き方改革・男女共同参画に取り組む者など、様々な領域でがんへ立ち向かおうとしている。そうした中で新たな成果の発出を目指すUnder 40(U-40)を中心とした若手世代は大きな可能性を秘めた世代である。若手医師と言われる現在から、次世代のリーダーとなり得るRising starたちに大いなる夢を語っていただき、さらなる飛躍へと繋げていただきたい。本セッションは我こそはと思うがん治療に携わるU-40世代を中心とした若手医師に自由に応募していただきたい。40歳以上でも若手と思うなら応募可です。
 
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U-40若手企画シンポジウム
海外から学ぶがんに立ち向かう若手医師の働き方と女性進出の在り方
International: U-40 Young Physicians Initiative: Learning from Abroad on Work Practices and Women’s Advancement
指定・一部公募あり
20~30代の一般的なライフイベントとして、結婚、出産、育児が挙げられる。同時にこの時期は医師としてのキャリアパスにおいても重要である。一方で、過度な労働時間、家庭への関わり方などが問題となっており、また、近年女性医師が増加する中で、男女の隔てなく飛躍を目指すための方策を提起することが、今後継続的にがん治療を行うためには重要である。そうした中で、海外はこうした問題に対して先進的であり学ぶべき点は多く存在する。本セッションでは、日本および海外の若手医師に各国での現状を発表頂き、今後どのようにすれば現状が改善されるかを各自の視点で議論頂きたい。40歳以上でも若手と思うなら応募可です。
In the 20s and 30s, individuals often encounter significant life events like marriage, childbirth, and childcare, pivotal moments also in a physician’s career. Yet, challenges such as long work hours and family balance loom large. With more female physicians, advocating for gender-neutral advancement strategies is critical, especially for ongoing cancer care. In this session, young doctors from Japan and abroad will discuss their country’s current scenarios. Our goal is to foster discussions, encouraging each participant to offer insights on enhancing the present landscape. You can apply even if you are over 40 years old if you consider yourself a young doctor.!!