メディカルスタッフの皆様へ

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第52回日本癌治療学会学術集会会長
竹之下 誠一

 

 近年、癌の個別化治療は飛躍的に進みターゲットにあった治療選択が可能となって参りました。この進歩は治療効果やQOLを高めるのみならず、高齢化・医療費の増大・医師不足などの諸問題解決の一助になるものと考えます。しかし、日常臨床として利益を得られる患者はいまだ限られております。また単に遺伝子情報のみを取り上げるのではなく、がん患者の全身状態、臓器予備能、栄養状態、心理状態、家族背景などに目を向けることも広義の個別化と考えます。この意味でMedical Staffとの協調が必須であり、個別化医療の未来には充実したTeam医療が求められております。

本会の参加者は年々増加し1万人の大台も目前です。この4人に1人がmedical staffである事実は、当学会が目指してきた多職種融合の成果であると考えます。本会では会期を通じて、がん治療における「Team医療」にfocusした企画を多数ご用意しております。例えば、「個別化治療におけるMedical Staffの役割:他職種に知って欲しいこと」では6つのシンポジウムを組み、看護、薬物・指示療法、心のケア、リハビリテーション、栄養管理、情報支援の立場からTeam医療の充実を目指し他職種へ向けたご講演と議論を行って頂きます。教育セミナーも「チーム医療の現状と今後の展望」と題し各領域の論客にご講演頂きます。本会に参加していただければTeam医療の進むべき未来を明確にイメージしていただけると確信しております。

 多くのmedical staffの皆様方にご参加頂ければ幸いです。